天気痛ってご存知ですか?低気圧が近づくと頭痛や関節痛が現れる、
特に梅雨の時期に雨の日が身体のだるさも加わりすることもあります。
じつは天気痛は10人に1人いると言われています。症状で多いのが頭痛です。
風邪でもなく検査をしても特に異常が見つからないのが特徴です。
ただ原因がはっきりしないことから不安な気持ちになり、
眠れなかったりして憂鬱な気分で毎日を過ごすことになります。
原因は気圧が耳の中の内耳から脳に伝達されて自律神経がストレス反応を起こし、
交感神経の働きが優位になり痛み物質が分泌されて痛みを感じるというメカニズムです。
対策として有効なのが内耳のむくみを取ることです。
東洋医学でも気血水のめぐりを改善することが大切です。その中の水は体液のことです。
つまり水が身体の一部で滞っている状態をめぐりを良くして古い水を排出させるのです。
特に首肩周りの筋肉の緊張を緩めて漢方薬「五苓散」の利尿作用を活用するのも有効です。
また、よもぎ蒸しで身体を温めて汗をかいて水を排出するのもおススメです。
必ず水分は適度に摂取することは忘れないで下さい。
人間も自然界の一部です。環境の変化に影響を受けます。感受性は個人差があるので我慢して無理をせず、東洋医学の叡智を活用してみましょう。